- 2025年6月12日
仕事のミスは誰にでも起こり得ることです。ミスをしない人はいません。しかし、人のミスは案外許せないのではないでしょうか?それが社内の若手または貴方の部下なら、なおさらです。さらにミスが続けば怒り心頭にもなると思います。ですが、忘れないでください!部下は貴方の仕事を受け継ぐ大切な存在です。
病気で部下を亡くしたことがある筆者がお伝えします
結論
怒るヒマがあったら長所を伸ばせ
解説
部下なら貴方も責任がある
ミスの原因が貴方の部下なら、上司である貴方にも責任があると考えます。また、ある程度ミスを見越しての対策も日頃からとっておくべきと考えます。とはいえ、予想外のミスの方が多いと思ますので、貴方の対応力が求められます。冷静、沈着が求められます。
管轄外なら放っておく?口出しする?
ミスした人があなたの部下ではない、管轄外の人でしたら、貴方に責任もちろんないでしょう。しかし、ミスが会社全体に及びそうなときは、その限りではありません。
ミスした部下への対応は
私は怒ることは推奨しません。なぜなら、過去を問い詰めても未来は変わらないからです。かといって、弱々しい態度や、へりくだった態度もよくないでしょう。平常心で接するのが良いでしょう。
原因をさぐる
なぜミスが起こったのか?その原因を探ることは非常に大切です。その時、相手を問い詰めてはいけません。一緒に解決する気持ちで接しましょう。そうすれば、しっかり真実を話してくれるでしょうし、お互いの信頼関係も深まり、その後の解決、再発防止にも役立ちますし、貴方も楽です。
再発防止策
こちらが一番重要であり、これが会社や個人の「見えない資産」になっていきます。いわゆるノウハウのひとつが手に入ります。まさしく「失敗は成功のもと」です。しっかり検証して、対策を練り、社内全員で共有して初めて失敗が成功になります。
ミスする環境になっている?
慢性的に手が足りてない、指示が曖昧、作業計画がずさん、火急の割り込みが多すぎる、、、これでは誰だってミスします!上役の能力がない証拠です。いたるところで今も起きている悲劇です。
ミス=怒られる=恐怖
みなさんは怒られた経験ありますよね!
多少の反省をして、次に活かそう、怒られないようにしよう、、、こんな感じではないでしょうか。
次に、怒られ続けた経験はどうでしょう?
怒られ続けると、恐怖が先にきて仕事をする前からプレッシャーが襲います。平常心を保てないので、またミスを繰り返します。
当人は、言い訳を考えます、ごまかします、嘘をつきます、隠します、人のせいにします、仕事が合わないと考えます、作業を恨みます、仕事を恨みます、上司を恨みます、会社を恨みます、社会を恨みます
上役が怒ってばかりだと、人が育ちません。それどころか人が続きません、離れていきます。それは、いずれ自分に、はね返ってきます。世の中は甘くありません。
繰り返すようなら自己責任?
同じミスを何度も繰り返す人は、意外とお見受けします。個人の特性かもしれませんが、それでは仕事になりません。配置転換や仕事内容を見直しでなるべく損失を少なくしましょう。
実例、同じミスを繰り返す
仕事で確認を怠るA君、指示のメモや付箋を付けても、作業では抜けてしまう、なぜか?頭で覚えたつもりで、メモや付箋を作業前に捨てている、または目の前にあるのに見てないのが原因。作業中にも声掛けを実施してお互いに確認。しかし、作業中に声掛けが出来ない時もあり、その時はミスする確率が上がるのが現状です。
実例、性格的なもの
遅刻から物忘れまで毎回同じパターンのミスを繰り返す24歳B君、何度注意しても1年以上直りません。呆れ顔の職場の面々。その後一年ほど経ってようやく減ってきています。
実例、知識、技術が未熟
未経験で入社したCさん、とにかく分からない、知らない、覚えられない。ミスの前にケガや事故が起きないように、環境を整えました。教えながら本やテキストも読むようにアドバイスをするも、あきらかに読んでいない、、、。
ミスは上に報告する
ミスで会社に損害が発生した場合は、すみやかに上にリカバリーの方法と共に報告することが、貴方に求められています。報告することで余計な心配や悩みもなくなり、こころが軽くなりますし、被害が最小限に食い止められます。
自分でなんとかしない
部下を助けたい!一心でリカバリーしてしまう上司は、一見良さそうに見えますが、部下の成長に繋がりませんし、あなたが苦労するだけです。失敗を報告してから指示を仰ぎましょう。
もみ潰さない
ミスの報告を受けても、貴方がリカバリーして誰にも知られることがなければ、「揉み消す」という感情が頭をよぎりますが、やらないほうが良いです。うそをつく、隠すということは、一番やってはいけないことだからです。信用を失ってまですることではないです。
部下ひとりに責任を取らせない
ミスを部下ひとりのせいにして、自分は知らん顔、これはいけません!ぜひ、一緒に責任をとりましょう!一緒に叱られましょう!そして一緒にリカバリーしてください!各々が成長するチャンスてす!
リカバリーするまでサポートする
失敗の リカバリーを本人に任せる場合は、完了するまで温かく見守りましょう。同じ間違いをしないか、作業態度は良好か?精神的負担になりすぎていないか?など、いつも以上に気を遣ってあげてください。
若い頃の自分ならどうしてほしかった?
ミスの分析と、正しいやり方を教えてほしかったです。そうすれば、もっと早く上達していたと思います。回り道も時には必要ですが、自尊心が邪魔をして、人に教えを乞うことをあまりしてこなかったので、ずいぶん、時間と労力を無駄に費やしてきたところもあります。
若い頃の自分がミスした時、どう対応していた?
完全に自分ひとりで、リカバリーしてました。もみ消すとか、うそをつく、とかではなく、純粋にミスは全て自分の責任(今もてすが、、)と思っていますので、(クライアントは悪くないですよね、当たり前ですが)誰かに頼ることもあまりしてません。全てひとりで何とかする!でした。ただし、上司にはちゃんと報告はしてました。事後ですけど、、、若かったですね!
まとめ
ミスは目立ちます。さらに自分より立場の弱い人ほど目立ちます。そして、オドオドした態度を見て更に苛立ちます。心の何処かでミスした人を見下してしまいがちですが、その人のポテンシャルを引き出せない貴方も私も、まだまだ未熟です!自分への戒めも含めて、きついことも書かせていただきました。これからも更に、みんなで成長していきましょう!
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「社内の若返り」による疎外感への向き合い方は?
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「自分の経験から皆さまに幸せのヒント」を、お伝えできればと思っています。妻子と暮らす50代。仕事はこの道一筋の職人系技術者