昔のやり方が通用しなくなってきた!どうする?

今までは仕事を順調にやってこれた。しかし最近はどうも、、、こういう方も多いのではないでしょうか?しかし、それはある意味、当然な事といえるかもしれません。嘆(なげ)く前に、諦(あきら)める前にぜひ、考え行動して下さい。

35年以上同じ仕事をしている筆者がお伝えします

結論

劇的に効く特効薬はありません

解説

必ずやってくる

仕事で、すごく結果が出ていても良い時は永くは続きません。当然ですが、世の中は常に変わり続けており、技術も価値観も倫理も、思想、考え方も、目まぐるしく変化しています。そして、かつてない速さを伴って私達を置き去りにしていこうとしています。ついこの間まで適応したやり方や常識が、今では全く通用しなくなったことも、たくさんこの目でみてきました。

成功はいつまでも続かない

「昔はこれだけ売り上げがあった」とか、「これだけのシェアがあった」と、見聞きすることがあります。そして、今は、「時代が変わった」とか、「そんな時代ではない」と諦めムードが続いているなど、昔の栄光ばかりを追ってはいないでしょうか?

以前ほど通用しないのに、まだやっている

「今月も売り上げが〇〇%落ちました」とか、「目標未達でした」がダラダラと続いているにもかかわらず、「来月は目標達成に向けて1件でも多く、、、」と、毎回同じような会議になっていること、ありませんか?

技術の承継などがうまくいかず、製品(サービス)の品質が下がり続けているのに、気付かず!?「仕事が減った、売り上げが減った」と、嘆いている経営者、、そして従業員は知らん顔、、、こんな会社、見かけませんか?

温度差

組織のトップと従業員との温度差に危機を感じるのは私だけでしょうか?双方にとって良いことは、ひとつもありません。どちらが悪いではなく、片方だけが正しいわけではありません。双方歩み寄らないと、落ちていくだけでしょう。

会社員だから、経営者だからは通用しない

「会社員だから(頑張らなくても)給料はもらえる」とか、「売り上げが落ちれば、社員に激を飛ばぜばいいんだ」、このような常套手段は、もう通用しません。問題を先送りにしている、又は他に責任を押し付けているだけですし、あなたの価値を下げているだけです。

売り上げが下がりはじめる

前年、前月と比べれば、それほど下がっていなくても、10年単位でみると、その下落に驚くことがあります。また、一件あたりの単価が下がっていることも重要です。気を付けて見ていきましょう。

契約数が下がりはじめる

部門別、個人別でも契約数が伸びない、または下がっている、また特定の人のみ数字が無いことが続いている。こういう時も気をつけるポイントです。

顧客の数が下がりはじめる

全体の顧客数が減っている、客足が遠のいているなど、集客力が下がっていることも要注意です。

上記の状況が確認されたら、すぐに対策をとることをおすすめ致します。

やり方を模索する

未来に向けて、改善改革できるのは現場に携わる人間だけです。すでにいろいろ試されていると思いますが、それでも下がり続けているのですから、きつい言い方ですが、不十分なのではないでしょうか?

何かを変えなければ生き残れない

売り上げが下がり、社内に不協和音が鳴り響き、それでも何も手を打たなければ、いづれ淘汰されるのは目に見えています。会社は潰れるか人手に渡り、従業員は路頭に迷います。「自分だけは大丈夫」は通用しないでしょう。しかし「何か生き残る術」が社内から出てくれば、(ものにできれば)、、それで凌げるのではないでしょうか。

「何か」を常に考える

「何か」とアバウトな表現にしましたが、それぞれの状況によって全く違います。少なくとも一朝一夕で出てくるものではありません。ですので、常に考え続けていくことになります。

あえて言うなら「何か」とは改良、改革、改善などの既存システムをテコ入れするものや、新規開拓、新事業、新システム構築などの発展系、または、これらの中間に位置するものなどに分けられると思います。

改良、改革、改善

これらは今までのシステムを見直す事であり、より効率を高めることが期待されます。日々のミーティングなどで、どの方もやっておられるのではないでしょうか?劇的な変化はあまり期待できないように感じますが、地道な努力が実を結びますので、続けていくことをおすすめ致します。

新規開拓、新事業、新しいシステムの導入

既存の仕事とは別に新しい事業などを目的に始めるもので、これから伸びそうな分野や、自社の強みを生かした応用などを用いて、新しい試みに挑戦することです。

答えは試行錯誤の先にある

考えたことを検討し、やってみる。結果を分析して問題点を次に活かす。この繰り返しが一番の近道であり、この先に答えが待っています。これを何度も何度もやれる人、企業が生き残っていきます。

提案は全てやってみる

自分の考え、やり方だけでなく、誰かの提案や意見もまた、やってみる価値が充分にあります。人に文句を言われているように聞こえますが、自分には無いことを言ってくださっているので、一度は取り入れてみてください。

面倒な方を選ぶ

どちらかの選択肢がある場合、敢えて面倒な方法を選ぶと、「何か」が見えてくることもあります。なせなら、普通の人は面倒な事は選択しないので、人と違うものがみえてきます。その間にヒントや答えを得ると差別化を図れます。

苦労する方を選ぶ

自分は面倒な事は、ある意味では責任が小さいですが、苦労は責任を伴う事が多いと思っていますので、さらに自分に負荷をかけることによって生き残るヒントや答えを深掘りすることができます。

ただ、無理は禁物ですので、よく自分と相談して下さい。潰れては元も子もないです。

思いついたことをメモする

思い浮かんだ事を、すぐに記録できれば人生が開けます。なぜなら、どんなにすごい発案でも忘れてしまっては本末転倒だからです。夜中でも、仕事中でも、残せるようにしましょう。しばらくして見返したら、なかなか素晴らしい事が書いてあったりします。紙でもスマホでも手元において、ぜひやってみて下さい。

本から学ぶ

ビジネス関連の書籍には、たくさんのヒントが書かれています。読まない手はないでしょう。また、本はしっかりした事実や裏付けに基づいていることが多く、信用できると思います。

ネットから学ぶ

無数の情報が溢れていて、良い悪いを自分で判断する必要があると思いますが、今や必須のツールです。必ず鵜呑みはせずに、比較や一呼吸おくなどの対策をしたほうが無難です。

他業種からも学ぶ

自分達が知っている業務、事柄などは、全体のほんの一握りでしょう。業種が違えばやり方も当然違いますので、参考になることも多いと思いますし、改めて自分達と比べることで新しい発想が浮かぶ転機になるかもしれません。

同業者から学ぶ

上手くいっている同業者様に聞いてみる、または教わることは恥でも屈辱でもありません。意外と教えてくれたりします。しかし、基本は同業者なので業務内容はそれほど変わりません。奇抜な事もしてません。それでも差が出ている会社に「何か」を教わっても、自分がみている範囲では、力の差が埋まらないケースがほとんどです。「当たり前の事を当たり前にやる」一番の差はここ!だと思っています。

コンサルタント、マネジメントを活用する

コンサルタント会社などに、お願いするのも良い事です。自分達では思いつかない提案もしてくれますし、サポートも充実していると思いますので、相性が合えば良きパートナーになってくれるでしょう。

まとめ

仕事中「最近どうもな〜」と思っているだけで、何もしないとあっと言う間に淘汰されて最悪の事態に陥りかねません。自分には関係ない!とか悪くない!とか言っていても、社会は待ってはくれませんし、容赦もありません。あなたの「新しい通用するやり方」を見つけ続けることが大切です。それは茨(いばら)の道かもしれませんが、それが本物を生む土台となります。ぜひ、一緒に頑張って探していきましょう

この記事は私が書いたよ!

暇無 時男

暇無 時男

「自分の経験から皆さまに幸せのヒント」を、お伝えできればと思っています。妻子と暮らす50代。仕事はこの道一筋の職人系技術者

TOP