- 2025年7月25日

「憧れの新築一戸建て」を考えている方々にとって、いちばん厄介なのは「お金の問題」ではないでしょうか?物件を決める前に必ず多くの知識を得てください。「後悔先に立たず」です。失敗と成功の狭間にいる筆者がお伝えします
結論
「見切り発車」は絶対にダメ!!
解説
お金が無い!
家を建てたい!買いたい!と思う方は多いと思います。しかし、「資金面をどうするか?」がいちばん悩ましいところでもあります。我が家も同じでした。「子育て」で生活がギリギリでした。独身時代の貯金を切り崩しながらの生活でしたので実質赤字です。それでも妻は働いてくれず、あれやこれやと生活水準も下げたくないらしく、時には離婚を盾にしてくることもありました。とにかく湯水の如くお金が出ていきました。
子供が生まれる
2人目の妊娠がわかり、アパートでの子育ては、この妻では無理なことが分かっていましたので(神経質、トラブルなど)一軒家を探し始めました。このままではトラブル続出は明らかでした。そして、それらが自分に、はね返ってくるのが目に見えていたからです。また、子供達には安心、安定、安全にすくすく育ってほしかったことも大きな理由です。
妻、専業主婦を譲らない
最近では共働きが多いと思うのですが、うちの妻はまったく働く気がなく「これ以上世帯収入が上がらない」ことが決定していましたので、おのずと家にかけられる予算が限られていました。私の払える額でのローンシュミレーションを繰り返して、最初は中古物件を探していましたが、すぐに「いい物件」に出会えるわけもなく時間だけが過ぎていきました。
貯金が減っていく
蓄積を切り崩しながら、中古物件を探しつつ、仕事も子育てもやらなくてはいけない状況で、いちばん堪(こた)えたのは貯金の先細りでした。残高がどんどん目減りしていく通帳を見るのは、ホント気が滅入ってしまいました。
安く済ませたい=間違い
何とかアパートの賃貸料の範囲内で住宅ローンを組むことが、家探しの大前提でした。しかし、良い中古物件が見つかりません。居住範囲を広げたり中古マンションも視野に入れたりしても「無いものは無い」のでした。そして「新築一軒家か?」と頭によぎっていた頃、通りすがりの田んぼを埋め立てている現場に遭遇しました。これが今、住んでいる場所です。
家を安く手に入れるには、リスクが伴います。不動産に限っては「安さ=リスク」でしょう。基本的には安い物件には飛びつかないほうがいいです。必ずリスクが後々の後悔を生むと考えましょう。
いくらつぎ込めるか?
自分は分譲前の土地を買いました。小さな土地です。そして家も大変小さいです。借り入れが少なければ、それに越したことがありません。自分の経験からの提案は、建物をコンパクトにすることや、手の込んだものにしないこと、汎用品や無難なメーカーのものにするなこと、などで出費がおさえられます。後年、お金に余裕がでてきたらリフォームなり増築なりを楽しめば良いと思います。物の耐用年数もありますので、いづれ買い替えやメンテナンスが必ずやってきますので、「初期投資は少なくする」そういう選択もアリだと思います。
ローンと頭金をどうするか?
貯金をいくら頭金に回すかで悩みました。当然、頭金が増えればローンの返済は楽になります。しかし、何か特別な出費には対応出来ません。少なければローンの負担(利子)が増えます。自分は毎月の住宅ローンはアパート代とほぼ同じ金額にしました。あと私ひとりの収入源で家族が生活できるようにシュミレーションして実行しております。将来、妻が働けば、それだけでかなりの収入アップに繋がります。期待薄ですが、、、
ローン期間について
これらを解決する方法がないわけではないのですが、それはローンの期間を長くすることです。当然、総支払額が増えるのですが、まあ問題の先送りです。しかし、定年退職を超えてまでローンを組むのも考えものとはいえ、私は超えて組みました。子育て期間に余裕を持たせる為に、あえてそうしました。老後はまだ未確定な部分も多いので、よくないですが後回しにしました。
15年経っての感想
外壁の部材と部材の隙間にコーキングを施工している方は要注意です。10年で劣化します。これを含めて、外壁塗装なり張り替えなどのメンテナンスが必要です。数百万かかります。劣化は立地や建物によって千差万別ですが、注意しましょう。あと、電気設備も買い替えを迎えます。エコキュート、エアコン、食洗機などは高額です。しっかり準備をしておきましょう。あと、お子様がおられる方は出費が最高潮です。「備えあれば憂いなし」です。
まとめ
庶民が家を購入する時に、いちばんのネックになるのはお金ではないでしょうか?我が家も苦労しています。苦労の原因は収支バランスの偏(かたよ)りです。ここが良ければ全て良しでしょう。しかし、突然の出費や収入減にも備えておきましょう。
家は何回も買えるものではありません。「失敗は成功のもと」は通用しません。たくさん勉強して、正しい情報を得てください。そうすれば幸せな生活が待っているでしょう。何かの役に立てらば幸いです。では、みなさま、これからも楽しい我が家で頑張っていきましょう!!
-
心が疲れているとき、自分にどんな言葉をかけますか?
記事がありません
この記事は私が書いたよ!
軍師のねこ
「自分の経験から皆さまに幸せのヒント」を、お伝えできればと思っています。妻子と暮らす50代。仕事はこの道一筋の職人系技術者