- 2025年9月12日

「10年ひと昔」とはいえ、これからの10年もあっという間に過ぎるでしょう。その中で仕事にどう向きっていくのか?そう考える崇高な人は未来の成功者でしょう。のらりくらりと仕事をこなす筆者がお伝えします。
結論
「会社の仕事」より自分を改善しよう
解説
10年後もこの仕事があるのか
まず、今の仕事が10年後もあるか調べる
この先の10年は長いです。それに比べて社会は目まぐるしく早いスピードで変化し続けています。今いる会社も、今いる部署も存続しているか、なるべく定期的に調べることをおすすめいたします。
収入が維持されるか調べる
「仕事はこの先もありそうだ」しかし、市場の縮小などによって利益が上がらず、こちらの賃金まで減らされては元の木阿弥です。年功序列は昔の話となりつつありますが、業界の収入などを調べておくと安心です。
リストラに遭わないか?
リストラに遭うかどうかは、誰にも分からないと思います。対策としては、定期的に転職サイトやハローワークなどで自分の市場価値を把握しておくことです。ただし、実際に転職するかは別として、採用する側の待遇や賃金などは鵜呑みにしないほうがよいでしょう。また、出入り業者さまなどに「いまの業界」の情報などを聞くこともおすすめいたします。
10年働けるのか
転職が多い人は考えて
同じ10年働いても、当たり前ですが、ひとつの会社で働いたほうが昇給しやすいですし、仕事も覚えるので楽になりやすいです。反対に転職を繰り返すと、給料も仕事もゼロ、またはイチからのスタートになると思います。また、会社はどこもそれほど大差がない(どこに入っても何か気に入らないところがある)ともいえますので、よほどのブラック企業でなければ、続けることをおすすめ致します。
ミドルの方のこれから
社会人の折り返し地点にいるミドルの方々は、「このまま今の仕事で骨を埋める」のか、「心機一転で新しい世界に飛び込む」のかを選択できる最後のチャンスだといえます。この先に転職のチャンスは無いと思ったほうがよいでしょう。私は「骨を埋めて」いますが、あの時の選択が正しかったのか?たぶん人生が終わる時に答えが分かる気がしています。
勤続年数が長いベテランは?
長年のお勤め、ご苦労さまです。あと「もうひと花」咲かせての定年や引退だと思います。あと10年はアッという間でしょう。職場でのレガシーを残すことにも取り組んでいかなければならない年代になりました。また、1日があっという間です。怖いくらいに1週間も1ヶ月も1年もあっという間です。その中でいろいろな事に「折り合い」をつけていかなければなりません。先が決まっているからです。自分なりの答えを見つけることをおすすめします。「成るように成る」とは思いますが、悔いのないように1日1日を大切にしていきましょう。
10年間、辞めない方法
目標必達に邁進(まいしん)する
とにかく仕事での目標に向かって邁進すれば10年は「あっという間」でしょう。昔でいう「モーレツ社員」でしょうか?目標はスキルアップでも売り上げ達成でもいいのではないでしょうか?ワークライフバランスなどが叫ばれていますが、「モーレツ」を人生のひとコマになさるのも良いかもしれません。
適度に仕事する
いわゆるワークライフバランスのとれた現代の働き方といえるでしょう。無理をせず、しかし仕事は「きちんとこなす」そして定時で帰る。昔のモーレツ社員だった私どもベテランからすると、言い方が悪いですが「適度」な働き方で、会社も人も「淡々と」「素っ気なく」なった気がします。ただ、仕事に関しては、個人の能力が高いことが前提でしょう。
静かな退職は?
言われた最低限の仕事だけをこなし、コミュニケーションや発言、提案をしない、そして定時で入退社する人のことです。私的には高給取りでリストラや倒産への対策がなされていれば、いいのではないでしょうか。それ以下ならばおすすめしません。
今の仕事に改善点は無い
仕事に追われてそれどころではない
仕事が忙しくて時間も体力もなくなり、改善どころではない方もおられると思います。こういう時に「改善案を」と言われても困ると思います。というか無理でしょう。しかし、自分の仕事の範囲内での改善は常に意識して、実行してください。それは、貴方を助けるからです。そこには、時間と労力を使いましょう。それだけの価値があります。
マンネリで改善しても意味がない
会社自体がマンネリ化していて、変わりそうも無いと思うこともあると思います。そんな時に限って「改善、改革」を押し付けてくるものです。そんな時はどうするか?まじめに改革案を出すと、「じゃあ、明日からやってみて」と言われるのがオチです。こんな時は周りの社員達と態度を合わせる事が大事です。
もう転職を考えている
今の会社に未練も希望もない方は転職も良い手だと思います。しかし、焦ったり熟慮せずに辞めてしまうと、転職活動で思わぬ苦戦を強いられることがあります。次の転職先で内定をもらうなど慎重に行動されればいいと思います。しかし、すでに心身が限界ならば、その限りではありません。
仕事の楽しさ
仕事は楽しいものなのか?
仕事は楽しくないと思いますが、みなさんはどうでしょうか?とくに人に使われている方の大半はそうだと思います。自分の意見や意思が通らず、相手の言いなりなのですから当然といえば当然です。
自分が成長している時は楽しい
しかし、自分が成長している時や結果が出ている時などは楽しいものです。ですので、常に「勉強などの自己研鑽に励みましょう」と、みんなが推している訳です。
楽しく改善する
この答えは「試行錯誤する」です。「トライアンドエラー」ともいえるでしょう。自分で調べて、考えて、やってみて、結果が出て、分析して、反省して、また次に繋げる。このルーティンが楽しめると、しめたものです。

新しい技術などを学ぶ
新しい技術を求めて
仕事での新しい技術を探したり求めたりすることは、なかなか個人的には難しいかもしれませんが、常日頃からアンテナを立てて情報収集をしていれば、巡り合うこともあります。あと、業界の雑誌や出入りの業者さまからも有益な情報が入りますし、もちろん会社からも情報が入ってきます。どんどん取り入れていきましょう。
作業効率、生産性を上げる、ミスを無くす
非常に大切なことですが
これらは、すごく大切なことです。昔からどの会社でも個人でもやり続けていることです。ただし劇的に変わる類のものではないのかな?と思います。売り上げが数倍になったとか、あまり聞きません。あと、コスパやタイパが良くないと、個人的には思います。たとえばミスを5%から1%に改善するにはとても時間や労力がかかります。その分を新規開拓や新技術の開発などに充てたほうが将来の売り上げになりませんか?という具合です。
それだけでは生き残れない
日本人はコツコツと改善するのが得意だと思います。まじめで礼儀正しい人が多いですし、日本人に生まれて良かったな!と思います。が、これからは、そうはいきません。アイデアが湧いてくる、特化、超専門家、こういう人が生き残ると思います。無難で特徴の少ない方々(失礼!)は淘汰されるやもしれません。普通ではAIに勝てません。人間臭さ、人間味溢(あふ)れる人、そして不祥事、スキャンダルのない人が勝つと思います。
マンネリ化に陥りやすい
私は同じ業種で30年以上携わっていますが、「作業効率、生産性向上、ミスを減らす」などを入社当時から、会社にずっと言われ続けて今日(こんにち)に至ります。これらを会議などで経営者側に話すと「とても満足する」ようで、実際には何も変化がないのに機嫌がとても良い、不思議な時間が流れます。ようは「頑張ります」アピールをしておけば良いということでしょうか?
AIに負けないように?
AIには勝てない
人の能力よりAIのほうが、遥かに優れています。ほとんどの分野で人が勝てるものはありません。「そんなことないだろう、間違いも、まだ多いじゃないか」と思った人、AIはまだ黎明期なんです、それでもこのパフォーマンスなんです。産業革命以来のインパクトではないでしょうか?
AIを使うか、使われるか
というか、ほとんどの人は使われる方でしょう。(楽しく、優しく、夢中にさせられて)AIに支配されるのではないでしょうか? 使う側のごく少数の人のみ、富を得ると考えています。
AIに仕事を奪われる
これからの10年、仕事をする上で一番脅威なのはAIです。仕事、労働においても避けては通れません。いつ、どの仕事がAIに置き換わるか注視していかなければなりません。「安泰な仕事はひとつもない」くらいの気持ちで己を磨き続けることこそAI時代に生き残れる人かもしれません。
自分を改善する
仕事の改善だけでは社会に通用しない
Aという仕事が出来るようになったとしましょう。でもBという仕事は知りませんし出来ないでしょう。ではCは?Dは?
「じゃあ、お前はできるのか?」とお叱りを受けそうですが、配置転換や転職でつまずくのはこれが原因のひとつです。
仕事の改善は自分の範囲内で
Aを仕事とする会社を改善、改革をしても、会社は喜びますがあなたは、いつまでたってもAしかできません。あなたは改善してAが出来るようになれば十分です。会社や他の人の為に改善、改革するより「自分の範囲内」のみ改善しましょう。
仕事よりも自分の改善を
今までは、仕事Aの改善で長く勤めることができて、収入も年功序列でそれなりに貰えたのですが、いまは個人でABCDFをどう見つけるか、どう自分のモノにするか、どうアレンジするか?が生き残れるヒントになります。多種多様と、オリジナリティの両立がヒントだと思います。自分を見つめ、いろいろな「好き」を突き詰めていく、そんな人が強みを発揮する世の中になっています。
まとめ
「自分の仕事の改善」と合わせて、自分自身の改善にも取り組んでいきましょう。もう「ひとつの仕事」でずっと食べていける時代ではありません。いろいろな可能性を秘めた自分を引き出してみてはいかがでしょうか?それでは皆様、これからもいっしょに改善し続けましょう!
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「感動しない自分」をどうする?
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この記事は私が書いたよ!
五十肩 ねこきち
「自分の経験から皆さまに幸せのヒント」を、お伝えできればと思っています。妻子と暮らす50代。仕事はこの道一筋の職人系技術者